今僕がやっていること

今クオーター、自分に割り当てられた仕事はひとつですが、残り二週間を控えて未だに終わりません。広報の中村です。
僕は今、ポーターズの製品案内作成プロジェクトの制作業務を担当しています。より多くの理想的な人材雇用を実現するための人材紹介支援インフラを構築するために、ポーターズは自社の企業ならびに製品情報の一貫性とデリバリーの効率化を一層強化する必要があると(僕は)考えています。そのための取り組みのひとつとして、社内外の方々にとってわかりやすい情報発信、コミュニケーションツールとしての製品案内を作成しています。
作業時間において、クリエイティブソフトを使った具体的な制作作業の占める割合も大きいですが、同じくらい時間を割いているのが情報設計です。ポーターズが何を目指して、どんなサービスを提供しているのかをわかりやすく理解してもらうための言葉選び、組み合わせを考えるのに多大な時間をかけています。おかげで、当初2週間で仕上げるはずだった製品案内プロジェクトが6倍の3か月かかっていることに非常に肩身の狭さを感じています。
しかし一方で、こんな記事を見つけました。
■株式会社ライブドア 会社案内制作:
http://www.loftwork.jp/casestudy/print/20090916_livedoor.html

2007年4月に、株式会社ライブドアホールディングスより分社化し、新会社としての歴史を刻み始めた株式会社ライブドア。分社化から3期目という若い会社でありながら、情報発信および情報共有に圧倒的なパワーを持つプラットフォームを提供するために、新しい価値観で新しいサービスを創出し続けています。
中略
しかし、サービスが多岐にわたり、サービス間の依存関係が複雑になってくると、社員ですら会社の全体像を見渡すことが難しくなってきます。ましてや社外に対してとなると、なおさらです。とてもA4一枚の会社概要では説明し切れるわけはなく、全事業を網羅的に説明した資料がないことに不便を感じるようになり、会社案内の制作を決意したのです。
中略
当初の1.5ヵ月での完成予定を変更し、クオリティを優先すべきとの合意のもと、約4.5ヵ月をかけて制作。生みの苦しみを共有しつつ、ゼロベースからロフトワークと共に作り上げた会社案内は、コーポレートカラーの赤・白・黒を差し色に使ったシンプルなデザインです。営業ツールやファクトブックとして、さらにはイベントやセミナーの配布物としても活用されており、予定より早いペースで減っています。
中略
「お客様に当社の全体像を知っていただくことでビジネスに広がりが生まれ、一方では社内教育になることにも気づきました。拠点の異なる事業部間ではコミュニケーションが少なくなりがちなので、会社案内を通して他の事業部を知るという意味でも、十分な価値があります」と山川氏。
今後は半年に1回程度のマイナーチェンジを予定しており、機会があれば、今回試行錯誤した図についても、より良い表現方法を追求してみたいとのこと。何より叩き台となるベースが出来たことが大きな一歩です。澤田氏も、「今回は急ぐ気持ちが先行していたので、次回はじっくり腰を落ち着けて考えたいですね。これでひととおり経験できたので、反省点を活かせば、もっと効率よく進められるでしょう」と意欲を覗かせています。

ポーターズもライブドア様ほどではないにせよ、創業から9年が経過する過程で情報管理にモレやダブりが生じて営業や社内での情報共有が非効率的になっていました。制作期間が長期化することで委縮してしまう場面も少なくありませんが、上記の記事を読んで、複雑な情報を紐解いていく作業は3か月をかけてでもやるべきことだと改めて感じました。(もちろん早く終わるに越したことはないですが‥)
来年度はポーターズに新卒第二期生が入社予定です。彼、彼女らが入社してきた時や、お客様と新しく接点をもつことになった時に、ポーターズの理念への共感を促すことのできるツールになればよいなと考えています。
連休は短いですが、うまく使って休み明けの仕事に活かせるようがんばります。もちろんリフレッシュもしながら‥

広報Div.中村剛