授業中に寝る学生、騒ぐ学生を減らすには

成果が出せずに危機感が募るばかりです。セールス&マーケティングDiv.の中村です。営業に配属されてから間もなく一カ月を迎えますが、同期や他の新しく入社された方、同じように他部署から配属された方が次々と成果を上げる中、僕一人何も成果を生み出していません。自分の行動を省みて、できることからひとつずつ始めようと思います。
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分野は違うものの、僕のいた大学でも似たようなことはありましたが、こうした問題は学生の学ぶ動機を低下させるような環境になってきていることが原因なのではないかと思います。
ひとつには、現在世に出回っているサービスが十分すぎるくらいに高度化、複雑化してしまった結果、学生が勉強することとそれらの関係性が見えなくなってしまったことにあると思います。目的がないと勉強する意欲が起きませんが、学ぶこと=社会で活躍する準備という意識づけができれば寝たり騒いだりする学生の数はぐっと減らせるのではないでしょうか。学校によってはモノを教えることに加えて、社会の関連性を教育するキャリアカウンセリング的な要素が必要なのかも知れません。
そしてもうひとつには、少子化で誰でも学校に入れるようになってしまったために、そもそも学ぶ動機の少ない(あるいはまったくない)学生が増えたことにあると思います。大学や専門学校に行くことが珍しくなくなった現在では、学校によっては学校にいくこと自体が目的化してしまっている学生も少なくないではないでしょうか。募集人数や成績評価制度の見直しなどによって学生の質を担保しなければ、専門性の高い教育やサービスも無駄になってしまい、記事のケースのように魅力的な教育を施す人材離れを加速させることにもなりかねません。
とはいえ、学校に来る意思決定をしたのは自分なのだから真剣に勉強するのが当然という意見や、過当競争の中で学生の数が減るようなことをしたら学校が潰れてしまうという意見はもっともだと思います。しかし、学生(顧客)が求めている見えない声に耳を傾け、競争を生き残るための抜本的な変革をしなければ存続が危ぶまれるのは避けられないと思います。
と、偉そうなことを書いたものの、ポーターズで一番誰にも価値を生んでいない人間の発言には説得力はないですね。。がんばります。
セールス&マーケティングDiv.中村